2017年の3月にブルカレ 74Ⅱを購入してから2年近く経ちましたので僕なりにロッドのインプレをしたいと思います。
Blue Current 74Ⅱ インプレ
ロッドスペック
ウェイト74g
適応ルアーウェイト 0.3g〜5g
シンカー1.8〜8g
適応ライン PE0.2〜0.5号
ナイロン・フロロ1〜4lb
BlueCurrent 74Ⅱブルーカレント74Ⅱ
豆アジのバイトさえ確実にフッキングに持ち込める柔軟なティップを持ちながら、操作感はあくまでシャープさを追求しました。高いキャスト精度とリリースポイントの広さは、使い手を選びません。フッキングレスポンスも高く、アジングだけでなくメバルゲームにもフィットする汎用度の高いロッドに仕上がりました。
出典:ヤマガブランクス
ブルカレ74Ⅱはメーカーの商品紹介にもある通り、汎用性のあるロッドになっています。
これ一本あればアジング、メバリングはもちろんのこと、ライトエギングも楽しむことができるので本当におすすめの一本です。
アジング・メバリングともにジグ単やキャロライナリグ・スプリットショットリグ・フロートリグなどのある程度ウェイトのあるリグを使用した釣りが得意なロッドに仕上がっているように感じます。
このロッドの苦手とするところを先に言っておくと、1グラムより軽いジグヘッドになると、ロッドのしなりを使ったキャストができないのでキャストが難しく、リグの操作性も悪くなるのでライントラブルが多くなります。
ジグヘッド単体の釣りで使用を考えるのであれば1g以上のジグヘッドの使用が向いているロッドです。
シンカーはメーカー推奨で8gまでとなっていますが、
8gでは適度に荷重がかかった状態でキャスト可能で、まだ余裕ある感じはあります。
ロッド調子はティップが柔らかく、ベリーからバットにかけてはハリがあります。
ティップが柔らかく入り込み、ロッドが存分に仕事してくれるのでフッキングがしやすく、ジグヘッド使用であれば、ファイト中にまずバレることはありません。
シーバスの30〜50センチって比較的バレやすいんですが、ブルーカレントで掛けた時にバレないのは、ロッドが魚の引きに追随するときにスムーズなベントで曲がって、動きをうまくいなせている為だと思います。
感度は必要充分な感度は備えていて、
子メバルのコツンというというバイトも拾うことができるので感度に関してもますまずといった感じ。
色んな釣りで使ってみたいって人にオススメなロッドがブルーカレント74Ⅱです。
実際にライトゲームで使ってみた感想をレビュー
アジング
アジングではジグ単での使用は別のロッドを使っているのでキャロ専用で使っています。
シンカーは僕の使用環境では3〜5gを使用していて、フルキャストで気持ちよく飛ばして使用することができます。
これくらいシンカーの重量であればルアーアクションもつけやすく、ロッドのハリを活かしたアクションが可能ですし、
ロッド感度も良いので、潮の流れやボトムへの着底などが把握でき、狙ったレンジや潮の流れの中で狙い通りの釣りを展開することができます。
メバリング
ジグ単では、おもにジグヘッド1グラムから1.5グラムを使用しています。
ロッドにハリがあるため、あまりに軽いジグヘッドでは精度の高いキャストは難しい面はありますが、1グラム程度あれば狙ったとこにキャストは可能ですし、レングスが7ftあるので飛距離も満足な飛距離を出すことができます。
ティップは柔らかいですがベリーからバットにかけてはハリがあるのでメタルジグの操作がしやすいです。
7フィートとロングレングスの部類には入りますが、ロッド自体軽量な為、操作がしやすいのでメバルプラッキングのロッドとしても活躍します。
メバル用のプラグだけでなくシーバス用のシンキングペンシルまで投げていますがルアー重量があっても、気をつけてキャストすればキャスト可能な範囲です。
またティップの柔らかさを活かして、トゥイッチやジャークもやりやすくなってます。
ライトエギング
通常のアオリイカ専用のエギングロッドよりも、軽量なエギの操作がしやすいため、ケンサキイカやヒイカ狙いでの使用に向いています。
1.5号から2号のエギを使用し、気持ちよくキャストすることが可能ですし、アクションがつけやすく、潮の流れを感じながらエギの操作が可能です。
感度がいいのでケンサキイカの小さいアタリも捉えることができ、アワセが入れやすいので気に入ってます。
サバ
サバ狙いにもブルカレを使用しました。
狙い方はアジと同じでチョンとアクションを入れて潮に流すか、リトリーブで食わすかって感じでした。
ブルカレ74Ⅱの率直な感想
ジグ単での使用は専用モデルに軍配が上がりますが、ブルーカレント74Ⅱはその汎用性の高さで色々な釣りに流用できるのが使用するメリットとなります。
特にメバリングでの使用は快適で、フロートからジグ単まで使用範囲の広さと軽量ロッドを活かした振り抜けの軽さでキャストもしやすいです。
魚をかけてからが楽しいロッドなので20センチクラスのメバルをかけた時はロッドがキレイなベントカーブを描きます。
実際に魚をかけた時の感覚は不思議なものでロッドは曲がっていますが、バッドのブレや捻れが少ない為か
ロッドが大きく曲がった状態でも破損の心配をすることはなく、まだ大丈夫っていう安心感のもとファイトできます。
バット辺りまで荷重がかかると、グリップを持つ手にミシミシっていう感覚が伝わってくるロッドもあるので、ある程度強引なファイトが可能というのはブルカレを選ぶ利点となります。
このあたりに多くの人からブルーカレントが支持される秘訣があるように思います。
バットパワーはメバルやアジを狙うには充分なパワーがあり、メバルプラッキングをしていてシーバスがヒットした時も寄せることが可能でした。
50センチクラスのシーバスであればドラグ調整などラインブレイクさえ気を付けていればファイト可能なバットパワーがあります。
抜き上げはさすがに厳しいのでタモは必須ですけどね。
抜き上げで言うと尺メバルはラインセッティングさえ問題なければ抜き上げ可能です。
価格もこの価格帯にしてはコスパに優れていると思いますし、ライトゲーム全般の使用を考えた時にこれという欠点がないので、快適に釣りを楽しむことができるのでオススメできるライトロッドはこのブルーカレント 74Ⅱになります。
キャストから魚をかけてファイトに至るまで楽しめるロッド性能がブルーカレントにはありますよ。
ブルーカレントシリーズでの比較対象
ブルーカレントのトルザイトリングを搭載されたモデルでブルーカレント72tzと76tzも販売されています。
こちらのモデルがレングス的に言うと74Ⅱとの比較対象となると思います。
トルザイトリングを使っていてより軽量に仕上げられている上に、ガイドとリングが変わっただけでなくブランクスも軽量化が図られているようなのでこちらのモデルの方がロッド振り抜けは良いと思いますし、
トルザイトリングの恩恵で糸抜けがよくなり、ルアーの飛距離も伸びやすくなっていると思います。
ハイエンドモデルは誰しもが憧れるものですし、トルザイトモデルやナノブランクスモデルが気になる人は店頭で手にとって比べてみるといいかもしれません。