モンゴウ(紋甲)イカエギングでの釣り方やタックルを紹介

モンゴウイカエギング エギング

エギングではアオリイカの外道的なポジションで扱われることのあるモンゴウイカですが、アオリイカとは違った食べ味で、肉厚もあり美味しい紋甲イカ。
外道扱いするにはもったいないモンゴウイカ釣りについて今回は紹介します。

モンゴウイカについて

正式名・地域名・特徴

和名ではカミナリイカと言い、地域名として、モンゴウイカ(紋甲イカ)・モンゴイカ・マイカなどいろいろと呼ばれているようです。

同じコウイカ類の仲間の中でも最も大きくなり、胴体にコーヒー豆のような模様があるのが大きな特徴です。

モンゴウイカの釣れる地域

全国的に水揚げされているようですが、主に西日本の方が水揚げ量は多いようです。

捕獲量に地域差はあるもののコウイカ類は東日本、西日本ともに釣りのターゲットとしては人気があります。

釣れる時期

釣れる時期は春の4.5月と秋の10.11月が釣りシーズンです。

アオリイカの釣りシーズンと重なっているので、アオリイカを狙っていてコウイカが釣れることはよくあります。

コウイカ類も春は親イカ、秋は子イカシーズンでアオリイカとシーズンが重なっています。
アオリイカ同様に水温が下がると深場に移動しますので、冬の間は地域差はあるものの岸からは釣れない傾向にあります。

黒潮の影響を受ける地域は水温が高く冬でもエギングが盛んな地域もあります

 

生息場所・釣り場

モンゴウイカもコウイカの仲間なので、砂地や泥地を好み生息しています

シーズン中は堤防や漁港内で釣ることができるので、比較的狙いやすいターゲットです。

狙う時間は朝マズメ・夕マズメは外せません。

個人的には夕マズメの方が釣果は良いですが、地域的なこともあると思うので、朝マズメや日中のデイゲームの方が良い地域もあると思います。

また、ナイトゲームでは漁港内の常夜灯のあるところでも釣ることができます。

言っちゃえば一日中狙うことができるってことです。

モンゴウイカエギング釣り方や狙い方

狙い方・タックル

モンゴウイカタックル

エギングタックルをそのまま流用します。重量があるのでMクラス以上のバットパワーがあった方が安心してやり取りできます。

リールはシマノ3000番クラスか、Daiwa2500番クラスのものが使いやすいです。

モンゴウイカは砂地や泥地に生息しており、ボトム付近をネチネチと攻めましょう。ある程度海底の状況を把握できたら、ボトムステイを30秒から1とることもあります。

餌木のサイズは3号から3.5号を使います。ノーマルタイプとシャロータイプ、ディープタイプと用意しておくと、状況に応じて釣りができるのでオススメです。

個人的には漁港内はシャロータイプとノーマルタイプ、堤防などのオープンエリアで釣る場合はノーマルタイプとディープタイプを使い分けしています。

餌木の下地カラーについては赤テープと金テープの2つ用意しています。

使用するラインはPEラインの0.6号〜0.8号が飛距離的にも耐久性的にも扱いやすいです。
ボトム攻めが基本的な攻略法なので根ズレでラインを痛めての合わせ切れを防ぐ為にも細過ぎないPEラインを使用します。

ショックリーダーはナイロンでもフロロでもどちらでも好みで使えばいいと思います。
個人的にはモンゴウイカエギングではフロロのショックリーダー3が扱いやすいように思います。

使用タックル例

エギングロッド8.3ft
リール simano3000番 or Daiwa2500番
PE0.6号~0.8号
ショックリーダー フロロ3号
餌木 3号~3.5号

モンゴウイカ狙い方

シャクリはキレ良く3段シャクリというより、ゆっくりとリフト&フォールを多用します。
でも長時間のスローな釣りは飽きてくるのでキレ良く3段シャクリも使います(笑)

私の住む地域ではタコ餌木でモンゴウイカが釣れることもあり、
やはりボトム攻めがモンゴウイカエギングの釣り方において超重要ポイントになります。

引きに関してはずっしりと重量感があり、手前まで引いてくると、ジェット噴射を繰り返し抵抗します。抜き上げはタックルにもよりますが、おそらく難しいと思うので、タモは必須です。

コウイカ類はスミイカと呼ばれることもあり、スミをよく吐き、すぐに釣り上げると墨を吐き続けるので、タモを用意していると海中でしばらく墨を吐かせることができます。
ですのでギャフではなくタモの方がモンゴウイカ釣りには合っているように思います。

さいごに

モンゴウイカエギングはボトム狙いは攻略法としては外せません。
ボトムをしつこく狙っていくので、どうしても餌木のロストも増えてくると思います。
そういった場合はリーダーを長くとるか、太くするかで対策をとるようにしてください。

あと必要な準備としてはタモの準備とイカスミでクーラーボックスを汚さない為に大きめのビニール袋も持って行くといいでしょう。

モンゴウイカは食べるとモチっとした弾力があり、甘みもあるので食べて美味しいです。
甲羅の部分があるので、大きさの割に以外に食べられる部分はこんなものかと少なく感じますけどね(笑)

釣って楽しい、食べて美味しい、モンゴウイカエギング!ぜひ皆さん挑戦してみてください。