河川でのシーバスの釣り方について

市街地に流れる川 シーバス釣り

人気の高い河川でのシーバスの釣り方について解説します。

河川でのシーバスの釣果の上げ方や使用タックルとは

 

河川でシーバスを狙うべきポイントとは

 

堰での釣り方

河川の堰

堰(セキ)は河川の氾濫防止や海水の逆流を防ぐなどのために建設されている構造物のことで、

遡上してくるベイトや流下してくるベイトが堰からの流れ込みに溜まりやすい為、シーバスの格好のエサ場となります。

河川のシーバス釣りでは釣果を期待できるポイントなので、シーズンになると堰(セキ)が激戦区になっている河川は多いです。

ベイトはハクやサッパ、落ち鮎など様々なベイトパターンがあり、それに合わせたルアー選びか必要になります。

春先の小型ベイトを捕食しているシーバスにはバイブレーションや小型のミノーやシンペンを使い、
落ち鮎シーズンの秋にはベイトサイズに合わせて12センチ以上のミノーやシンペンを使います。

増水時はシーバスの流下ベイトが増えたり、河川に濁りが入ることでシーバスの警戒心が薄れ、活性が高くなり釣りやすくなります。

橋脚での釣り方

河川にある橋脚

橋脚まわりも河川の釣りでは外せない一級ポイントです。

橋脚がストラクチャーとなり、そこにシーバスが潜んで流れてくるベイトを捕食しています。
橋脚に付いたシーバスを狙うにはキャスト精度が必要となります。
人気ポイントゆえにプレッシャーがかかりやすく、スレたシーバスがルアーへ反応示す範囲がシビアなことが多く、橋脚ギリギリ通すようなルアートレースが釣果のカギとなります。

橋脚の際を狙うがゆえにルアーを破損することがあるので、ルアーを長持ちさせる為にもキャスト制度を磨きたいところです。あとよくあるのがルアー本体はぶつけても無事だが、フックが曲がってしまうことです。

念のための替えフックの準備をして釣行してください。

テトラでの釣り方

河川にあるテトラポット

大規模河川ではテトラを沈めているところが多くあり、シーバスはテトラに潜んで流れてきたベイトや遡上してきたベイトを捕食しています。

また、テトラの中にはベイトの小魚なども隠れているので、潮変わりなどのタイミングで出てきたベイトを捕食するシーバスも存在します。

テトラの際を通すようにルアーを引いてきます。魚を掛けてからは素早く寄せてこないと、テトラにラインを巻かれたり、ラインがテトラに擦れて切られてしまいます。

テトラなどのストラクチャーが多いポイントでは強めのタックルで強引なファイトが必要です。

瀬・カケアガリでの釣り方

河川の流れにより、自然に出来たストラクチャーで、

瀬というのは土砂などが河川の流れにより溜まることで出来た山状の地形のことで、干潮時に水面から見えることもありますし、隠れたままのものもあります。

瀬では川の流れにヨレができるので、遊泳力の弱いベイトはそのヨレに溜まりやすく、シーバスの格好のエサ場となります。

増水時に河川の流れが強くなったときには瀬・かけあがりにシーバスがついて流下ベイトを捕食するので、フローティングミノーやシンキングミノーのドリフトの釣りや、水深があるポイントではバイブレーションが有効。

増水パターンでの釣り方

増水パターンで釣れたシーバス

雨が降ることで水量が増して、河川の流れが強くなります。特に台風後は水量が増えるので台風を喜ぶアングラーも少なくないです。

遊泳力の弱いベイトは河川の流れに逆らえず、流されることとなり、それをシーバスが狙って捕食しています。

河川は増水することで濁りが強くなります。濁りがあるほうがルアーが見切られにくく、また流れに負けた流下ベイトを狙ってシーバスの活性が上がりやすいのでシーバスが釣れやすい状態になっています。

小規模河川の河口域や、大規模河川の堰など増水パターンで釣れやすい状態になるところは多いので、お近くの河川で色々と試してみてください。

普段は全く魚っ気のない水深の浅い川でも増水時のみシーバスを釣ることができるところもあるので、いつもと違ったパターンを楽しめるのが増水パターンの魅力です。

河川シーバスでのタックルとは

 

ロッド選び

河川では基本的にストラクチャー狙いの釣りになるので根ズレなどによるラインブレイクを防ぐために、シーバスをかけてからストラクチャーからすぐに離す必要があります。

そのために大型のシーバスがかかった時を想定してパワーのあるロッドを使用する必要があります。

河川の流れのあるところでは魚の引きや重量に合わせて、川の流れも合わさってロッドに負荷がかかるので、ランカーサイズじゃなくても思いのほか引きが強いことがあります。

河川はランカーも出やすいことを考えるとパワータックルを用意することをオススメします。

リール選び

3000番クラスのリールがオススメ。

ハイギアモデルかエクストラハイギアが人気ですが、バチ抜けシーズンはノーマルギアを使うこともあります。

ルアー

河川での釣りでは特にシーズナルパターンで考える必要があります。

その時期のベイトサイズにルアーサイズを合わせることをマッチザベイトというのですが、ルアーサイズを合わせるだけで、シーバスが不思議と口を使うことはよくあることなので、マッチザベイトを意識したルアーセレクトをするようにします。

河川の釣りの中でよく使われるルアーで一般的なのが、ミノー、シンキングペンシル、バイブレーションです。

それぞれ特徴の違うルアーですので河川の規模や水の流量、橋脚や瀬などの狙う場所に合わせたルアー選択が大事となります。