チョイ投げ仕掛けでアナゴ釣り
夏が旬のアナゴ!ふらっと行ってさくっと釣ることができる比較的簡単なターゲットなので個人的に好きな釣りであるアナゴ釣りを紹介したいと思います。
アナゴは釣具屋に売っているウナギ針やアナゴ針の胴付き仕掛けで釣ることができます。
狙うポイントは堤防の際や投げても20〜30m投げれば釣ることができます。
堤防の際でも意外と釣ることができるので、投げるのが苦手な釣り初心者の人でも充分楽しめます。
投げ釣りで探っていく場合は5分から10分ほど待ってアタリがなければ少し巻いて、また時間を置いてアタリを待つようにするのがコツ。
時期的にアジが釣れ出すシーズンと同じなので、夕方はサビキ釣りでアジ釣りを楽しみ、日が沈んだ頃にアナゴを釣るのも良いですよ。
アナゴ釣りのシーズン
私の住んでいる地域ではアナゴは通年釣ることができる印象がありますが、
アナゴは夏が旬の魚ということもあり、6月から10月がアナゴ釣りの本格的なシーズンです。
冬も釣ることができるのですが、僕は寒さに負けてなかなか釣行に行けていません。冬に行かれるならば防寒対策はしっかりととってくださいね。冬は、風も強いので体が冷え込みますので。
アナゴ釣りは一年を通して楽しむことは可能ですが、釣行するのに特にオススメなタイミングがあります。
それは雨後に釣りに行くことです。
雨後はなぜか型の良いものが狙えます。8、9月頃は台風も接近してくるので、台風が過ぎ去った後はアナゴ釣りの狙い目!
なぜ雨後がいいのか、詳しくは説明できないですが、おそらく海水に濁りが入るのが良いのだと思います。雨後は大きいアナゴが釣れやすくなると、是非覚えておいておいて下さい。
アナゴ釣りのエサ
アナゴ釣りではエサはサバやサンマの切り身、イカ、イソメ等の虫エサを使います。
イソメは動きや匂いでアナゴにアピールし、サンマやサバの切り身は匂いでアナゴにアピールします。
どのエサも釣れるので、手に入れやすいエサで釣りに行かれるといいですよ。
ちなみに私はエサが余っても冷凍庫に入れて保存しやすいサバやイカを使ってアナゴ釣りを楽しんでいます。
上の写真の時はサバの切り身を使いました。ジップロックのスクリュー式のタッパーに入れて保管しておくと、臭いも気にならないですよ。
アナゴ釣り仕掛け
僕が使用しているアナゴ仕掛けは上の通りです。オモリと針仕掛けをつないで、あと夜光チューブを入れてアピールアップと絡み防止を狙った仕掛けです。
仕掛けはメーカーから専用仕掛けが販売されています。
販売されているものは針と糸だけのシンプルなものと、チューブやビーズ、オモリが備え付いているものまで色々と販売されています。
アナゴは深く針を飲み込んで仕掛けが取れなくなったり、アナゴは獲物に体を巻きつけて捕食する習性があるので、釣り上げた時には仕掛けに体を巻きつけることがあり、仕掛けが絡まりダメになってしまうことが多くあります。
アナゴは釣れる時には、急にスイッチが入り、パタパタと連チャンしますので、ラインや仕掛けのトラブルに時間をかけるのはもったいないです。
もしぐちゃぐちゃに仕掛けが絡まってしまった場合は贅沢に針を切って新しく付け替えましょう
仕掛けがダメになりやすい為、私は数が多く入っているという理由から針と糸のみのシンプルなものを購入しています。
後は仕掛けのトラブル防止と夜光でアピールもできる蛍光チューブを用意しておくこともオススメです。
オモリは潮流に合わせて2号から10号のオモリを用意していたらOK
潮流の速い場所ではスパイク付きで重たいオモリを選び。漁港内で流れがそれほどないところでは5号のオモリを選べばいいと思います。
竿やリール
竿は振り出し竿の投げ竿でも2ピースのロッドでもどちらでもいいですが、オモリが何号まで対応しているか、よく確認してオモリに合わせて竿を用意してください。
僕はエギングロッドやサビキ用の2号竿を使っています。
リールは2000〜3000番クラスのもので、ノーマルギア、ハイギアどちらでも可能です。
アナゴ釣り方、誘い方
仕掛けを岸際に落としこんでも釣れますし、仕掛けを投げて広範囲を探るのもアリです。
経験上どちらがいいっていうのは特にありません。なので岸際から沖まで広範囲に探りながら釣るのが数を上げるコツです。
際狙い用の竿と沖狙い用の竿の二本用意すると広範囲で探ることができるのでオススメです。
しばらく置いていてアタリがなければ仕掛けを動かして探る場所は変えていきましょう。
具体的にはリールを5、6回巻いてみて、また竿を置く。それを繰り返して仕掛けを手前まで寄せながら探っていきます。
アナゴの合わせ方
合わせ方ですが、アタリがコンコンと竿先に出ます。すぐに合わせたくなりますが、最初のアタリでは針がかりしていないことが多いのでじっと我慢して、竿先がグングンと動きっぱなしの状態になるまでは待ってみてください。
大きくしゃくり上げて合わせる必要はないので、そのままリールを巻いて引き寄せてください。
あると便利
魚つかみハサミ
アナゴは表面がうなぎのように粘着質なので、手では滑ってしまいます。
また、釣り上げた時にはうねうねと暴れまわるのでハサミがあるとつかむことができクーラーに入れるのも楽です。
ナイフ
アナゴはくるくると仕掛けに巻きついて離れないので針を外すのが厄介な魚です。
手返しよく釣りするにはナイフでアナゴの首元を切って締めることで針を外しやすくなりますし、なおかつ鮮度よく美味しいアナゴが食べられます。
締める時に注意して欲しいのは頭を落とさないようにすることです。
家に持ち帰った時に串打ちをして捌くこともあると思います。その時に頭がないと串打ちできなくなるので気をつけて下さいね。
針外し
アナゴの歯はするどいので、ケガを防ぐ為にも針を外す道具は持って行きましょう。
僕はプライヤーを使っています。
ケミホタル、鈴
アナゴ釣りは夜釣りなので、漁港内の明るい場所でしたら必要はありませんが、堤防など明かりがないところで釣りをしていると、いざ魚が掛かっても分からない時があります。
そういう時に竿先に付けるタイプのケミホタル、もしくは竿先に鈴をつけることで、視覚と聴覚でアタリを判別できるようになります。
そこで大事になるのが、どちらも竿先につけるタイプですので、竿先の径に合わせたものを購入してください。
私は前にケミホタルのサイズを間違って購入してしまい、いざ釣りを始めようとした時に竿先に付けることができず、困り果てた経験があります。
もしサイズが分からない時は釣具屋の店員さんに聞いてみるといいですよ。
おわりに
アナゴ釣りは仕掛けがシンプルなので、比較的簡単な釣りですが慣れるまでは針掛かりを見極めるのが難しいと思います。
アタリがあってから、あまり待ちすぎても仕掛けが絡まってしまう恐れがありますので、合わせのタイミングは慣れが必要です。
慣れてくると仕掛けのロストも少なくなりますので、釣りながらコツを掴んでいってください。
自分で作った煮アナゴは最高に美味しく感じますし、天ぷらや刺身にもできます。
食べて美味しいアナゴ釣り!ぜひ挑戦してみてください。