シーバス釣りに欠かせないタモ・玉網やランディングシャフト・玉の柄といったランディングツール
亀仙人と揶揄されることもあるシーバスアングラーには当たり前の装備もなっているタモ・玉網のセットですが、この記事ではシャフトやタモ網・ジョイントなど各パーツごとに紹介していきます。
タモを選ぶときに気にするべきポイントやタモの種類について
タモ網&タモフレーム
ランディングネットやランディングフレームとも呼ぶこともある。
タモのフレームの形状には丸型・オーバル・ヘキサゴンなどの形状があり、
よく見る形で特にシーバスアングラーに人気なのは昌栄のランディングフレームですがオーバル型が採用されています。
ルアー釣りでメジャーなのはオーバル型の形状でみんな使ってるイメージがあります。
丸型は昔ながらの形状というか、玉網といえば丸型をイメージしますよね。
ヘキサゴンはメジャークラフトのランディングネットで採用されている形状です。
ヘキサゴン型は横幅を確保することで魚をタモ入れしやすい形状になっています。
3つの形状がありますが、タモ・タモフレームの形状については携行性や形の好みで選ぶといいと思います。
個人的にはタモ枠・タモフレームに関しては大は小を兼ねると思っています。
大きくなると重くなるし、かさ張るのは否めませんが、デメリットを超越するメリットが大きいものにはありますよ。
タモ枠・フレームは大きい方がオススメ。
枠径についてはメーカーによってラインナップは違いますが、一般的にあるサイズとして
枠径
直径45センチメートル
直径50センチメートル
直径55センチメートル
直径60センチメートル
MとLサイズを販売しているメーカーが多い
メーカーにより同じサイズ表記でも若干サイズが違うのですが、
例として昌栄のランディングフレームのinoでサイズ感を紹介するとM
横幅460x縦幅550mm
L
横幅530x縦幅690mm
M
横幅500x縦幅550mm
L
横幅580x縦幅670mm
タモ枠やタモフレームの大きさも大事ですが、同じくらい大事なのが玉網(タモ網)の深さです。
ネットが深さが浅いとシーバスをランディングするのに少々手間取ります。
魚の全長の2/3くらい入る深さのネットがランディングしやすい深さの目安かなと思います。
全体が入る必要はないですが、頭から入れて体長の半分くらいの深さだとランディングはちょっとしんどくなります。
シーバスは体がある程度曲がってくれるのでネットに比較的収まりやすいですが、
青物が釣れたときには青物は体が曲がりにくいので浅すぎるネットだとタモ入れ時に頭しか入らないってことも起こり得ます。
特にサワラのメートル級のものはLサイズのタモフレームに深いネットを使っていても体を収めきることはできません。
なのでネットの深さに関してはできるたけ深いものがオススメです。
加えて網目の大きさも大き過ぎても小さ過ぎても使いにくいです。
大きすぎるとルアーがすりぬけますし、魚のヒレが複雑に引っかかることがあるし、小さすぎるとルアーのフックが絡んだ時に知恵の輪かっ!ってツッコミたくなるほど、ほどきにくい時があるのが難点。
フレームと網(ネット)がセットになったもので安価な製品も販売されていますが、安価なものは、たいていはネットがよろしくないことが経験上多いです。
ネットに関してはルアー釣りに人気なオーバルタイプのフレームには昌栄の替ネットを強くオススメします。
フレームは安価なものでもじゅうぶんな耐久性があるのでいいのですが、ネットは重要です。タモから魚を取り出すのに手間取ると大事な時合いを逃すことになっちゃいますからね。
タモジョイント
こういったタモのジョイントをつけることで折りたたみすることができるので携行性が良くなります。
このジョイントがシーバスアングラーの亀仙人化に必須のアイテム。
ですがライフジャケットにタモを背負うことの多いシーバスアングラーのみに限らず、アジングやメバリングなどのライトソルトアングラーにもタモジョイントはオススメ。
折りたたむだけで本当に携行性が良くなり楽になります。
ジョイントはフレームとセットで売られているものもありますし、そうじゃないものもあります。また、メーカーによってジョイントの形式が違います。
タモのジョイントはシーバスアングラーのようにライフジャケットの背中に背負うようにするなら、昌栄のロック付きが絶対オススメ。
風が強い時にフレームが開こうとパカパカするのを防ぐことができます。
背負わずに足元に置くことが多いのであれば、どの製品でも問題はないですよ。
タモジョイントはたまにメンテナンスしてやらないと塩ガミしますが、それはどのメーカーのものでも塩ガミします。
メンテナンスは水で洗ったり、オイルをロック部に差してあげるだけで大丈夫です。
あと、ちょっと硬く感じ出したくらいなら歯磨き粉も良い感じに使えます。
タモホルダー
ランディングシャフト・玉の柄に取り付けるホルダー
これがあるとライフジャケットの背中のDカンに引っ掛けることができます。
タモホルダーに関してはライフジャケットに掛けて背負ったり、ショルダーバッグのDカンに掛けてランガンすることがないのであれば必要ないかと思います。
製品によってはホルダーがランディングシャフト・玉の柄に付属されている製品と付属されていない製品があるので、
必要なアングラーはタモホルダー付きのランディングシャフト・玉の柄を選び
必要ないアングラーはタモホルダーが付いていないランディングシャフト・玉の柄を選ぶといいと思いますよ。
タモホルダーは後付けできる製品も販売されているので、もし必要であれば買い足せばいいかなと思います。
タモの柄(ランディングシャフト)
カーボン製の製品とグラス製の製品があり、価格が高いほどカーボンの比率が多くなり、軽量で耐久性の高いものが販売されています。
材質も大事っちゃ大事ですが、それよりも大事なのがシャフトの全長です。
特に堤防や磯で釣りをする場合は特に足場が高いことが想定されるので、海面までの高さを考慮する必要があります。
一般的な堤防であれば3メートル以上は欲しいところです。
漁港などは3メートル以下で大丈夫でしょう。
シャフトの全長の表記は
シャフトに500や600と記されていますがそれが長さの表記となっています。
センチメートル表記なので
500は全長5メートルということです。
450であれば4メートル50センチメートル
いくつかのメーカーから販売されていてサイズのラインナップが違うのですが、だいたい300〜700この辺りのランディングシャフト・玉の柄の中で選ぶことになると思います。
ちなみに
私の住む地域では5メートルのシャフトを使用しているとほぼ全ての堤防で使うことができていますが、一ヶ所だけ干潮時はギリギリ届かないところがあるって感じです。
軽いからって理由で短いシャフトを購入すると、後々になって後悔することになるので気をつけてくださいね。
スパイラルコード
落下防止にあると便利です。
ライフジャケットのDカンとつないで落下防止に役立ちます。
特にシーバスアングラーの人はウェーディングゲームしている時に水中にランディングシャフトが浸かって浮力によってDカンからタモが外れた経験をした人もいると思います。
タモセットはできるだけ安価に揃えても、けっこうな金額になるので失くした時のダメージはデカイです。
紛失しないようにスパイラルコードを使って予防対策をしたほうがいいかもしれません。
肩掛けベルト
付属されているランディングシャフトもありますが付いていないものもあります。
エギングやライトゲームをしているアングラーには肩掛けベルトがオススメです。
地面に置いておくとタモを持ってきていることを忘れて、置いて帰ってしまうってことも考えられます。
ちょこちょこランガンしてると床に置いておくより肩掛けベルトがあるほうが便利ですよ。