高速リサイクラー2.0を使った楽で簡単な糸換え方法を紹介

釣り具・釣り用品

高速リサイクラー2.0は第一精工から販売されているライン巻き替え時に役立つ便利な商品。
使用するPEやフロロ、ナイロンといったラインの管理の手間を省くことができるので心からオススメできる商品です。

どのような使用方法ができるのかというと、リールのラインを空スプールに素早く巻き取り保管することができたり、新品ラインをテンションを張った状態でリールへ巻き取りすることができます。

スピニングリール・ベイトリール・電動リールにも対応しており、どんな釣りにも幅広く対応できるのが高ポイントです。

下巻き調整も楽々!ライン交換には高速リサイクラー

 

高速リサイクラー2.0について

 

ラインスプールを固定するシャフトは2種類付属しており、
単体スプールはショートシャフト、連結スプールはロングシャフトで使い分けができます。

船釣りをする人ならロングシャフトは重宝すると思います。

このように机などに本体のクランプで固定して巻き取りを行います。

テンション調節ネジというものがあるので、簡単にラインのテンションを張った状態でリールへの巻き取りが可能。

テンション調節ネジは締めすぎるとスピニングリールの場合はラインローラーに負荷がかかりすぎて傷めてしまう可能性があるので、

簡単に調節できる機能は助かりますよね。

 

中古ラインを空スプールに戻す時のセッティングはこんな感じ。
本体にハンドルがついているので、ハンドルを巻いて空スプールに巻き取ることができます。

この時注意が必要なのが、空スプールに戻す時にラインを指でつまんで、テンションを張って巻き取る必要があります。

ベイトリールのレベルワインダーやスピニングリールのスプールの上下運動のように、空スプールに満遍なくラインを巻き取れるように、動かしてあげる必要があります。

ひと手間かかりますが、綺麗にスプールにおさまるように巻き取るのは見てて気持ちいいですし、このアナログ感も実は結構おもしろいところ。

 

高速リサイクラー2.0の組み立て説明書です。
各部名称や使い方の手順も分かりやすく、パッケージの側面に記載されています。

こちらは高速リサイクラー2.0のスペック表です。

最大取付幅というのは本体についているクランプの幅の事です。
買う前に高速リサイクラーを固定する予定のテーブルなどの物の幅を確認しておいた方がいいかもしれません。

 

オススメポイントは

巻き替えが楽になる

巻き替え専用の釣り具ですから当たり前ですが、あるとないとでは全然違います。
個人的にはラインの巻き替えに対するストレスは激減しましたよ。

やっぱり釣る対象魚によってリールに巻くラインは変えなければいけないですし、同じ魚種を狙う場合でも状況等々に応じたラインセッティングは大事ですよね。

あの釣りがしたい、あの魚を釣りたいってなってくるのが釣り人の性であり、どうしても使用するリールが一個では足りなくなってくることがあります。

リールをたくさん持っていたり、替えスプールをいくつか持っていたりするとラインの巻き替え頻度は多くなり、その都度新品ラインと交換ってなると

経済的に優しくないですよね。

高速リサイクラーを持っているとスプールに使用済ラインを保管するのが楽になりますし、釣りに行く前日に巻き替えるって作業も楽にできるのでオススメです。

 

テンションをかけてリールへ糸巻きできるのでライントラブルを軽減できる

スピニングリールではキャスト時にスルスルーっとスプールからラインを放出するのが理想的なところ、ラインテンションが甘いとラインが束でまとまって放出され、

PEラインが団子状に固まってしまうトラブルにつながります。
いわいるエアーノットってやつ

特にPEラインを巻き替えたばかりの時に注意したいトラブルです。

クランプでテーブルなどに固定して安定した状態で巻き取れる為、スプールが暴れてラインが擦れるなどのトラブルを防げる

安定した状態でテンションを張って巻き取れるので、
ラインが巻いてあるスプールにボールペンを刺して足で抑えて巻く時のように、気を抜いた時にボワっといきなりラインがたわんだりすることがないので、

スプールのエッジに擦れたりすることなく、巻き取りが可能。
ラインの擦れなんかに気をつかうことがなくなるのは本当に助かります。

 

ラインの裏返しが楽になる

裏返しにする手間も高速リサイクラーがあると、簡単にできます。

ラインスプールが2個必要にはなってきますが、新品ライン購入時にいくつか置くようにしていたら大丈夫です。

人により誤差はあると思いますが裏返し時期になると最初は200M巻きつけてあったラインも150Mほどしか残っていないってことはあると思います。

メインラインが減っている為に裏返しだけでなく下巻き調整も必要になりますよね。
下巻き調整も同時に行うとなるとリールからスプールに移す作業が増えて工数は増えますが、作業は簡単で慣れてしまうとストレスなく作業できます。

 

巻き取り途中にPEにシュなどのコーティング剤を使いながら巻き取りすることが可能

巻き取り中に何回かに分けてコーティング剤を使うことで、スプールの内側のラインにもしっかりとコーティング剤を行き渡らせることができるので重宝しています。

 

長々となりましたが、

メリットをまとめると、巻き替えが楽になるし、トラブルを未然に防ぐことができるってところです。

結果ラインの持ちが良くなって経済的ですし、実釣時に現場にトラブルを持ち込まなくてすむので快適に釣りができます。

デメリットについて

価格が高い

糸の巻き替えするためだけに4000円弱払わないといけないのは高いです。
実際に使ってみると十分コスパは感じられるんですが、

購入検討中の時は、他に欲しい釣り具があったりして、僕は高速リサイクラーの購入を後回しにしてました。

 

実際に新品ラインの交換を下巻き調整込みでやってみる

 

まずは同封されているネジでシャフトを固定します。
プラスドライバーは同封されていますし、磁力のついているプラスドライバーってころが高ポイント。

 

リールのハンドルを回してラインを巻き取っていきます。
この時適度にテンションがかかるように写真の赤マル部の調節ネジで調節します。

 

PEなどの本線を巻き終えたら、本線とノットを組んで下糸を巻いていきます。
スプールの巻き取り限界量まで下糸を巻いたら下糸のラインをカットします。

この後、スプールを2個使うので用意しておきます。

 

一度下糸まで巻いたリールからラインスプール側へラインを巻き戻します。
写真では下糸として使ったナイロンラインのスプールをそのまま使ってます。

空スプールを2個使うのでもかまわないです。

 

こんな感じになります。

次にもう一つ用意しておいた空スプールに先程巻き上げたラインを巻いていきます。
この時高速リサイクラーのスプールシャフトを手に持ち使うと巻いていくときに便利でオススメです。

赤マルの部分を締め込み過ぎるとスプールがうまく回転しないので注意

そうすると下糸がこのように外側にくるようになります。
あとはこれをリールに戻して完成です。

慣れると5〜10分もあればこんな感じで綺麗に下糸調節できますよ。

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